青木フルーツHDと青木商店、3月1日付で合併 経営効率化図る

 
(前列左から)青木大輔、青木信博、吉田(後列左から)渡辺健史、渡辺隆弘、遠藤の各氏

 フルーツジュース店などを全国展開する青木商店を子会社に持つ、持ち株会社青木フルーツホールディングス(HD)は1日付で青木商店と合併する。青木商店が存続会社となり、同HD会長・社長の青木信博氏(75)が代表権のある会長に就く。代表取締役社長は青木大輔氏(40)が務める。

 2月24日に開かれた同HDの臨時株主総会で合併の承認を受けた。同HDは合併について「組織再編を通じて経営の効率化を図るため」としている。

 同HDは、海外展開や株式上場に向けた準備などを目的に、2017年に青木商店の単独株式移転により設立された。信博氏は福島民友新聞社の取材に、新型コロナウイルスの影響を踏まえ、タイで店舗展開していた関連会社を閉鎖したことを明らかにした上で「上場については合併を機にスピードを上げて実現していきたい」と語った。

 大輔氏は「新型コロナで足踏みした面もあり、先を見据えて新しいことを考えていきたい」と述べた。吉田雅則専務と渡辺健史、渡辺隆弘両常務、新たに取締役に就く遠藤博氏が同席した。新体制次の通り。

 ◇役員 ▽会長=青木信博▽社長=青木大輔▽専務=吉田雅則▽常務=渡辺健史、渡辺隆弘▽取締役=遠藤博▽常勤監査役=黒田啓一▽監査役=山内賢二、高島泉

 ◇執行役員 ▽社長執行役員=青木大輔▽専務執行役員=吉田雅則▽常務執行役員=渡辺健史、渡辺隆弘▽執行役員=菊田直樹、古川光浩、天野文雄、小林忠司、強口雄亮