新米パパに「育児トリセツ」 福島県が冊子、家事と育児編で構成

 

 県は、男性の家事や育児に関する理解促進を図ろうと初めての冊子を作成した。育児休業を取得していたり、取得を予定していたりする男性に加え、家事が苦手な男性などを対象としており、県はパートナーとの家事や育児の役割分担を話し合うきっかけにしてほしいとしている。

 「新米パパ家事育児の取扱説明書(トリセツ)」と題した冊子で、主に家事編と育児編で構成している。家事編には、生後10カ月の男児を育てる男性が育休を取得した場合の1日のスケジュール例を記載。洗濯や掃除、整理整頓のポイントを記したほか、子どもの発育の目安を載せた。

 育児編には乳幼児検診の時期や離乳食のポイントに加え、「夫婦で(育児を)乗り越えるという考え方を共有できた」など育休を取得した「先輩パパ」のコメントを紹介している。夫婦で家事や育児について対話するための「パパ・ママ家事育児シェアリスト」も掲載している。

 冊子は、県男女共生課ホームページから閲覧できる。