福島県で新型コロナ301人感染1人死亡

 

 県は1日、県内で新たに301人の新型コロナウイルス感染を確認したと発表した。また新型コロナに感染し、県内の医療機関で療養していた80代男性が2月下旬に亡くなったとも発表した。県内の死者は計820人となった。

 1日の感染確認は5日連続で前週の同じ曜日を上回り、県内の感染状況は下げ止まりの傾向にある。内堀雅雄知事は1日の県感染症対策本部員会議で感染状況を踏まえ「今後も気を緩めることなく、基本的な感染対策の徹底やワクチン接種などを続けていくことが重要」と呼びかけた。

 県内の感染確認は延べ39万9231人。98人が入院しており、重症者はいない。確保病床使用率は12.8%。53人が宿泊療養している。

 301人の医療機関の所在地別内訳は、会津保健所管内55人、県北保健所管内35人、郡山市32人、いわき市29人、県中保健所管内28人、相双保健所管内24人、福島市21人、県南保健所管内19人、南会津保健所管内3人。「県陽性者登録センター」は55人だった。

 2月の感染者数は1万344人となり、年代別では30代が1620人で最多だった。次いで40代が1499人、10代が1496人と続いた。クラスター(感染者集団)は43件で、内訳は高齢者施設が19件、医療機関15件、介護施設7件、障害者施設2件だった。