行動制限緩和...歓送迎会「飲酒運転ダメ」 県内摘発数が増加傾向

飲酒に起因する人身事故や、飲酒運転の摘発件数が県内で増加傾向を示していることが2日、県警のまとめで分かった。県警は新型コロナウイルス感染症による行動制限が緩和され、酒席の機会が増えていることが要因の一つにあるとみて、飲酒運転の根絶に向けて取り締まりを強化する方針だ。
県警によると、過去5年間の飲酒に起因する人身事故件数と死者数、摘発件数は【表】の通り。今年に入っても増加傾向を示しており、県内で1月に起きた飲酒に起因する人身事故は5件で、前年同期比で3件多かった。今月は送別会シーズンとなることから、県警はさらなる増加を懸念している。
県警交通企画課の担当者は「コロナ禍となってから3年が過ぎ、まちに人の動きが戻ってきた」とし、「飲酒が与える影響は大きく、その状態で運転できると思うのは間違いだと認識してほしい」と訴える。その上で「会場に車で向かわない、車の人に飲酒させない、店は酒を提供しないなど徹底してほしい」と呼びかける。