いわきに「復興の黄色いハンカチ」 震災伝承みらい館で記憶継承

復興を願うメッセージが書かれた黄色いハンカチ=3日午後、いわき市・いわき震災伝承みらい館
東日本大震災の記憶や教訓を語り継ぐ活動を行っている「いわき語り部の会」は3日、いわき市薄磯のいわき震災伝承みらい館で、復興や鎮魂のメッセージが書かれた黄色いハンカチの掲揚を始めた。31日まで。
震災の経験を思い起こしてもらうことが目的で、今年で3回目。同館の展望デッキから正面広場に向けてロープを設置し、約300枚を掲げている。ハンカチには「一つの命を大切に」「風化させない」などと書かれている。市民のほか、国内外の学生らもメッセージを寄せた。
震災12年を迎える11日には同施設でハンカチをライトアップする復興祈念行事「キャンドルナイト」が行われる。