伊達・ナプロアースが特別賞 日本でいちばん大切にしたい会社

 

 従業員や取引先、顧客、地域社会などを大切にした経営をする企業を顕彰する第13回「日本でいちばん大切にしたい会社」大賞が3日、発表され、福島県から自動車リサイクル業のナプロアース(伊達市)が審査委員会特別賞に選ばれた。

 全国の経営者や大学教授、弁護士らでつくる「人を大切にする経営学会」の主催。今年は156件の応募があり、経済産業大臣賞や厚生労働大臣賞など受賞26団体を決めた。

 ナプロアースは資源の有効活用や環境保護活動を業界の垣根を越えて専門家や行政と連携しながら取り組んでいることなどが評価された。池本篤社長は「従業員が子どもや孫を働かせたいと思う企業、地域の子どもたちが働きたくなるような企業を目標にまい進していく」とコメントした。

 表彰式は17日午前11時から、東京・法政大市ケ谷キャンパスで行われる。