「津島住宅団地」完成 浪江・復興拠点、8日から入居者再募集

 
浪江町が整備した津島住宅団地

 浪江町が津島地区の特定復興再生拠点区域(復興拠点)に整備していた町営の福島再生賃貸住宅「津島住宅団地」が完成した。18日に完成式を行う。団地には木造平屋10戸を整備し、町によると、3世帯の入居が決まっている。

 町は3月31日の復興拠点の避難指示解除に向け、住民の帰還や移住を促進するため、木造平屋10戸(3LDK8戸、2LDK2戸)を整備。住民がコミュニティーを形成しやすいよう、全戸にウッドデッキを設け、広場にはあずまややベンチを配置した。

 寒冷な津島地区の気候に対応するため、住宅には高い断熱性能を施したほか、太陽光発電を活用した給水システムを導入し、災害時も水が確保できるようになっている。

 入居が決まっていない7戸について、町は8~24日に入居者の再募集を行う。問い合わせは町住宅水道課住宅係(電話0240・34・0232)へ。