シニア将棋福島県大会、村越さん名人戦制す 一般は村田さんV

 
(写真上)名人戦の部で優勝した村越さん(中央)と準優勝の湯田さん(左)、3位の正木さん(写真下)一般戦の部で優勝した村田さん(中央)と準優勝の小田さん(左)、3位の高橋さん

 将棋の第30回全国シニア名人戦県大会は5日、いわき市で開かれ、名人戦の部で村越孝一さん(60)=六段・郡山支部、一般戦の部で村田勝栄さん(66)=いわき棋友会支部=がそれぞれ優勝した。村越さんは初出場での優勝。

 日本将棋連盟県支部連合会、福島民友新聞社の主催、同連盟いわき棋友会支部の主管、読売新聞東京本社福島支局、福島中央テレビの後援。

 60歳以上が対象で、名人戦の部に12人、一般戦の部に22人が出場。トーナメントで優勝を争った。村越さんは4月21~23日に東京都墨田区のKFCホールで開かれる東地区大会への出場権を獲得。村田さんには三段位が与えられる。

 村越さんは「優勝できてうれしい。自分の持ち味を発揮し、勝つことができた」、村田さんは「相手の指し手にうまく対応できたことが勝因」と喜んだ。いわき棋友会支部の佐河晴久支部長は「熱戦が多かった。東地区大会での健闘に期待したい」と講評した。

 名人戦〈1〉村越孝一(六段・郡山支部)〈2〉湯田邦男(五段・郡山支部)〈3〉正木元(四段・いわき中央支部)▽一般戦〈1〉村田勝栄(いわき棋友会支部)〈2〉小田貞雄(郡山支部)〈3〉高橋正博(二段・フリー)