福島県内で315人感染、2人死亡 新型コロナ

 

 福島県は7日、県内で新たに315人の新型コロナウイルス感染を確認したと発表した。1日の感染確認数は4日連続で前週の同じ曜日を下回った。また県は、新型コロナに感染し療養していた男女2人が亡くなったとも発表した。県内の死者は計824人となった。

 亡くなった2人はいずれも高齢者で、男性は70代、女性は年代非公表。自宅や県内の医療機関で療養しており、2月下旬に亡くなった。

 県内の感染確認は延べ40万694人。115人が入院しており、確保病床使用率は15.0%。38人が宿泊療養している。

 315人の医療機関の所在地別内訳は、会津保健所管内67人、福島市51人、郡山市39人、相双保健所管内38人、いわき市28人、県北保健所管内25人、県中保健所管内14人、県南保健所管内8人、南会津保健所管内2人。「県陽性者登録センター」は43人だった。

 オミクロン亜系59件

 県は7日、新型コロナウイルス患者のうち105検体を抽出してゲノム解析した結果、世界保健機関(WHO)が指定する監視下のオミクロン株の亜系統は56%に当たる59件だったと発表した。

 59件の内訳は、BA・2亜系統が24件、BA・5亜系統が35件。2月上旬~中旬に陽性となった検体を、県衛生研究所などが2月27日~今月5日に解析した。