楢葉の拠点、来秋利用開始へ 道の駅付近、防災やスポーツ環境整備

多機能拠点の整備地(奥)。国道6号(手前)から左に伸びる道路がJヴィレッジまで新たにつながる=楢葉町
福島県楢葉町は同町山田岡の国道6号東側に整備を計画している多機能拠点について、新年度から造成工事に着手する。防災倉庫や多様なスポーツができる環境を整え、交流人口の拡大を目指す。早ければ2024年秋の利用開始を予定している。
多機能拠点には、2面のバスケットコートやウオーキングコースなどを備えたスポーツを通じた交流エリアと、災害時の支援機能を備えた防災エリアを設置する。拠点はJヴィレッジと道の駅ならはの間にあり、町は道の駅南側の国道6号交差点からJヴィレッジまでを結ぶ新たな道路の整備も進めている。
多機能拠点を巡っては、町南側の避難所の確保に向けて計画を進めており、併せて、町が重点施策として取り組んでいる健康増進やスポーツ振興のため、スポーツを通じた交流エリアも設けることにした。
町は7日開会した3月議会に、整備事業費10億2800万円を盛り込んだ新年度一般会計当初予算案を提出した。