福島県内で山林火災2件相次ぐ 郡山と白河、9日も消火活動へ

 

 8日午前11時30分ごろ、福島県郡山市中田町中津川字城ノ内の土手から出火、近くにあった小屋を全焼したほか、山林にも延焼した。郡山地方消防本部によると、同日午後5時30分時点で少なくとも下草など数ヘクタールを焼いたとみられる。鎮火は確認できておらず、9日朝に消火活動を再開する。

 同消防本部によると、80代男性がたき火をしていたところ、風にあおられて小屋や山林に燃え広がったとみられる。

 消火活動では栃木、新潟両県の防災ヘリや宮城県から派遣された陸上自衛隊のヘリコプターが上空から散水した。夜間は同消防本部などが警戒に当たった。けが人は確認されていない。

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 8日午後0時30分ごろ、福島県白河市小田川番倉の山林=火元責任者・同市小田川番倉、男性(80)=から出火、男性方の物置小屋や山林を焼いた。白河地方消防本部によると、日没後も延焼が続いている。

 同消防本部によると、消火活動では防災ヘリなどが消火に当たったほか、埼玉県から派遣されたヘリも散水を行った。同6時50分に8日の消火活動を打ち切った。夜間は消防団などが警戒に当たった。9日朝から消火活動を再開する。けが人は確認されていないという。