交流拠点の場へ改修 双葉・コミュニティーセンター27年度開始

 
改修される双葉町コミュニティーセンター

 双葉町は、JR双葉駅に隣接する町コミュニティーセンター(ステーションプラザふたば)の改修を始める。新年度から、来訪者や帰還住民が交流する拠点の場となるよう、改修後の利用方法の検討を進める。2026年度の改修完了、27年度の利用開始を目指す。

 同センターは町商工会や貸会議室などが入るセンター棟、ホール棟、旧双葉駅舎で構成される。東京電力福島第1原発事故後に休止した後、一時帰宅した町民の休憩所や町役場の連絡所として活用されてきた。

 町内では震災後、建物の解体などでかつての風景が一変する中、震災前の記憶を残す建物として保存、改修する。町は8日の町議会で提出した新年度一般会計当初予算案に改修事業費3400万円を計上した。