郡山、白河で延焼続く 山林火災が相次ぐ、いわきや石川なども

 

 県内各地で9日、山林火災が相次いだ。各消防本部などによると、郡山市中田町中津川字城ノ内や、白河市小田川番倉の山林では8日から延焼が続いており、9日は上空からヘリによる消火作業を行ったが鎮火せず、10日朝に消火活動を再開する。このうち郡山市で発生した山林火災の焼損面積は、9日午後5時15分時点で少なくとも約21.6ヘクタールとなった。

 このほか9日午前には、いわき市三和町差塩字君石の山林から出火し、山林を焼いた。また同市好間町大利字篠登城の山林で下草など約3アールを焼いたほか、石川町塩沢字表の山林で出火、下草など約12アールを焼いた。9日午後には、二本松市油井字大窪の山林から出火、下草約0.7アールを焼いた。

 福島地方気象台によると、中通りや浜通りでは10日まで空気の乾燥した状態が続くため、同気象台は火の取り扱いへの注意を呼びかけている。