「春色」一足早い出荷 促成栽培のレンギョウやトウカイザクラ

出荷される促成栽培のレンギョウとトウカイザクラ=9日午前、国見町
春の彼岸を前に9日、国見町の農業佐藤長太郎さん(74)方で、促成栽培のレンギョウやトウカイザクラなど春の花の出荷作業が始まった。
2月上旬に長さ約80センチに切ってハウスに移した枝を、店頭に並ぶ時期に合わせて水に入れたバケツに挿し、花やつぼみの生育具合を調整していた。
佐藤さんは「最近の暖かさで予想より3日ほど早く開花した」と話した。花木は町の直売所や道の駅国見あつかしの郷に出荷される。
9日の県内は高気圧に覆われ、各地で気温が上がった。福島地方気象台によると、最高気温は福島市で23.6度、二本松市で22.8度、いわき市山田で22.5度となった。県内の観測地点30カ所のうち25カ所で今年の最高気温となった。
10日の県内は前線の影響で、曇りや晴れで、朝から昼前にかけて雨の降る所が多い見込み。