双葉の夜照らす温かな光 駅前にキャンドル

復興への思いなど込めて火がともされたキャンドルナイト=10日、双葉町・JR双葉駅前広場
昨年一部地域で避難指示が解除され、住民の帰還が始まった双葉町のJR双葉駅前で10日、東日本大震災の復興支援イベントが開かれ、ろうそくの明かりが双葉の夜を照らした。
「ただいま、おかえり、双葉町キャンドルナイト」と銘打ち、復興支援団体ラブフォーニッポンや町などの共催。町は東京電力福島第1原発事故による全町避難を経て、昨年8月に双葉駅周辺など特定復興再生拠点区域(復興拠点)で避難指示が解除された。
「双葉町にたくさんの笑顔が戻ってきますように」「ただいま双葉町」。設置されたろうそくには、町民らが寄せたメッセージが記された。点灯式では伊沢史朗町長らがろうそくに火をともした。団体代表のキャンドルジュンさんは「双葉復活のともしびの輪を広げていこう」と話した。イベントは11日夜も開かれる。