歴史の第一歩...富岡中1期生が巣立つ 福島県内公立中で卒業式

会場に入場する卒業生=13日午前、富岡町・富岡中
県内の公立中学校の卒業式は13日、中学校203校、義務教育学校7校の計210校で行われ、計1万5051人が学びやを巣立った。
このうち、富岡一と富岡二が統合して昨年4月に開校した富岡中では、第1回の卒業式が行われ、5人が卒業した。式では武内雅之校長が「富岡一中の8546号、富岡二中の7758号をつなぐ歴史の第一歩」と述べ、初の卒業生を激励した。卒業生を代表し、渡部喜羽(きわ)さんが答辞を述べた。
富岡町の小中学校は、東京電力福島第1原発事故により避難を余儀なくされ、2018年4月に町内での活動を再開した。
本年度の県内公立中学校の卒業生(昨年5月1日現在)は中学校203校で1万4878人(前年度比268人減)、義務教育学校が7校で173人(同4人減)だった。