地方創生、会津信金に大臣表彰 御宿場印を制作、観光誘客貢献

 
表彰状を手にする会津信金の星理事長

 会津信用金庫(会津若松市)は、宿場町を訪れた証しとなる「御宿場印」を制作して観光客を呼び込んだ観光振興の取り組みが評価され、内閣府特命担当大臣表彰を受けた。13日、オンラインで表彰式が行われた。

 内閣官房デジタル田園都市国家構想実現会議事務局の「地方創生に資する金融機関等の特徴的な取組事例」に選定され、表彰を受けた。会津信金は鹿沼相互信金(栃木県鹿沼市)と共同で、御朱印帳からヒントを得た御宿場印を制作、5千枚以上を販売するなど観光誘客に貢献している。

 また御宿場印を発案した足立成和信金(東京都足立区)やその他の信金などとも連携して広域的な地域活性化策を進めている。

 会津信金の星幹夫理事長は「観光関連業の厳しい状況が続く中で、地域活性化の取り組みが認められうれしく思っている」とコメントした。