福島県宿泊、東北6県最多の22年921万人 東北運輸局、8.8%増
昨年1年間に東北6県の従業員数10人以上の宿泊施設を利用した宿泊者について、本県が最も多い921万4790人だったことが14日、国土交通省東北運輸局のまとめで分かった。本県の伸び率は2021年比で8.8%増となった。ただ、新型コロナウイルス禍以前の19年比は27.2%減だった。
県内宿泊者の内訳を見ると、日本人が917万3510人(21年同期比8.7%増、19年比26.3%減)で東北6県で最も多かった。
一方で外国人は4万1280人(21年比18.5%増)でトップの宮城県に続く数字だったが、19年比は80.8%減で、新型コロナウイルスの影響で外国からの客足が戻っていない現状が浮き彫りになった。
東北6県の宿泊者は計3405万1480人(21年同期比17.4%増)だった。6県で宿泊者が21年を上回り、最も高い伸び率は宮城県の32%増だった。
観光庁の宿泊旅行統計調査の22年12月分がまとまったのを受け、東北運輸局が発表した。