浪江の記憶、未来を描く アートプロジェクト・第3弾作品掲示

「國玉神社の夜籠り」をテーマにした作品(上)と「共生するコミュニティ」をテーマにした作品
浪江町各地に絵画のアート作品を飾り、浪江の記憶と未来をつなぐ「なみえアートプロジェクト『なみえの記憶・なみえの未来』」の第3弾作品が14日、同町川添地区のSTUDIO B―6(スタジオB―6)の外壁に掲示された。
今回も2作品あり、テーマは「國玉神社の夜籠(よごも)り」と「共生するコミュニティ」。國玉神社の夜籠りは、川添地区の住民の心のよりどころである國玉神社で毎年夏に行われる夜籠りと呼ばれる盆踊りを描いた。
共生するコミュニティには、大人や子ども、古くからの住民、移住者らが入り交じってつながり、楽しく共生するコミュニティーでありたいとの思いを込めた。
スタジオB―6は、浪江町の建築設計事務所Fimstudio(フィムスタジオ)が昨年10月に開設した事務所・共有スペース。建物は東京電力福島第1原発事故に伴い、浪江町民が避難生活を送っていた本宮市の仮設住宅の部材を再利用した。
一般社団法人NoMAラボ(南相馬市)が企画した。知的障害者の作品展や商品化を手がけるヘラルボニー(岩手県)が協力し、作品は知的障害者アーティストが描いた。