取得施設用地は14ヘクタール 浪江、「エフレイ」復興庁見通し
政府が4月に浪江町に設立する福島国際研究教育機構(F―REI=エフレイ)を巡り、復興庁は14日、取得する施設用地が同町川添地区の約14ヘクタールに上るとの見通しを示した。
14日開かれた浪江町議会全員協議会で復興庁が示した。エフレイの立地候補地を巡っては、政府が基本構想で想定していた施設面積を約10ヘクタールとし、町は民有地など約24.5ヘクタールを政府に提案していた。
復興庁は施設の規模などを精査して約14ヘクタールとし、具体的な立地場所は今後詰める。町が提案した面積から約14ヘクタールを除いた残る約10.5ヘクタールについて、町は施設の近接地としての活用方法を検討していく方針。
また、施設が整備されるまでの間、研究や施設整備の業務を進めるため、4月に町内のふれあいセンターなみえ内に開設される仮事務所には、新年度から常勤58人、非常勤数人の計60人程度の職員が配置される見込みだ。