実行役の3人、事件当日に福島で合流か 南相馬強殺未遂
南相馬市原町区大原字舘沼の男性(77)方に複数の男が押し入り、現金数万円などが奪われた強盗殺人未遂事件で、南相馬署に逮捕された実行役の3人が事件当日、福島市で合流したとみられることが16日、捜査関係者への取材で分かった。
捜査関係者によると、男性方に押し入った実行役は、札幌市、無職の男(22)、東京都多摩市、とび職の男(20)、東京都八王子市、専門学校生の男(21)=いずれも強盗殺人未遂容疑で送検=の3容疑者。同級生のとび職の男、専門学校生の男は都内で借りたレンタカーで事件当日に福島市に向かい、北海道から来た無職の男を車に乗せて3人で南相馬市に向かったとみられる。その際、男性方に押し入った際に持っていた凶器の棒状のものを購入した可能性もあるという。
事件を巡っては、同署は無職の男ら実行役3人と、事件後に無職の男を自分の車に乗せてJR常磐線の駅まで送ったとされる千葉市、会社員の男(21)を逮捕。同署は4人に指示した人物もいるとみて捜査を進めている。