磐梯山で火山性地震 3月16日午後の2時間で計106回観測
仙台管区気象台は16日、磐梯山で同日午後3時ごろに規模のやや大きな火山性地震が発生したと発表した。地震の規模を示すマグニチュードは2.6(速報値)で、猪苗代町で震度1を観測した。震源は山頂付近のやや浅い所とみられる。
噴火警戒レベルは1(活火山であることに留意)で変わらない。気象台は、低周波地震や火山性微動などは観測されておらず、現時点で2(火口周辺規制)に引き上げる可能性は低いとしている。
気象台によると、規模のやや大きな地震発生後、ほぼ同じ場所で規模の小さな火山性地震が一時的に増加したが、その後は減少し、午後3~4時台で計106回(速報値)を観測した。磐梯山の想定火口は猪苗代町、磐梯町、北塩原村にまたがる。
火山性地震の増加は昨年末からみられており、12月28日には一日に786回を観測した。