風力発電稼働、25年春目指す いわきの3者が協定

 
協定書を取り交わす(左から)内田市長、根本会長、松本社長

 いわき神楽山復興エナジー合同会社(いわき市)がいわき市北部の川前町で計画する風力発電事業について、合同会社と市、川前町区長会は16日、施設の運用や管理に関する協定を結んだ。5月中旬以降の着工、2025年春の稼働を目指す。

 JR東日本エネルギー開発(東京都)、福島発電(福島市)、磐栄運送、蒲田産業、常磐興産(いわき市)が出資する合同会社は、神楽山に定格出力4300キロワットの風車16基(総出力6万8800キロワット)の設置を計画している。発電した電力は東京電力パワーグリッドに売電する。協定には、事業者が工事による環境影響の回避や低減、運用中の危険防止措置を行うことなどを盛り込んだ。

 市役所での締結式で、内田広之市長と合同会社代表社員の松本義弘JR東日本エネルギー開発社長、根本秀一川前町区長会長が協定書に署名した。