ハクチョウ、北へ...猪苗代湖を飛び立つ 例年より10日ほど早く

 
磐梯山を背景に北帰行に飛び立つハクチョウ=16日、猪苗代町

 猪苗代湖周辺で冬を過ごしたハクチョウの北帰行が本格化している。16日には、ロシア北東部を目指す群れが、名残惜しそうに猪苗代湖を飛び立つ姿があった。

 ハクチョウの観察を続けている「猪苗代湖の自然を守る会」代表の鬼多見賢さんによると、猪苗代湖周辺には現在、北帰行の途中で休息している群れも含めて4000羽近くのハクチョウが集まっているという。

 今年は気温の上昇や雪解けが早く、北帰行の動きは例年より10日ほど早かった。今月末まで続く見込み。