中学の部で郡山一、郡山七が本選へ 全国声楽アンサンブル開幕

第16回声楽アンサンブルコンテスト全国大会は16日、福島市のふくしん夢の音楽堂で開幕した。初日は中学校部門が行われ、5団体が出場した県勢は郡山一と郡山七が金賞に輝き、最終日の19日に行われる本選出場を決めた。郡山二と若松一は銀賞、須賀川二は優良賞だった。
昨年は本県沖を震源とした地震の影響で中止となり、2年ぶりの開催となった。中学校部門には全国から42団体が出場し、会場に美しい歌声を響かせた。
郡山一は昨年歌う予定だったラインベルガーの楽曲3曲で臨んだ。佐々木美香部長(2年)は「先輩たちの思いも背負いながら、やってきたことを誠実に出せたと思う。金賞に選ばれたことを自信に、本選でも冷静に歌いたい」と意気込んだ。
郡山七は「白鳥」など4曲を披露した。中川萌風(ほのか)部長(2年)は「音楽堂の響きを楽しみながら、多くの人への感謝の気持ちを込めて歌うことができた。結果はついてくるものなので、すてきなホールでの演奏を楽しみたい」と笑顔で話した。
大会第2日の17日は高校部門が行われ、県勢4団体を含む42団体が出場する。大会は県、県教委、大会実行委員会の主催。
金賞(本選出場)=郡山一、郡山七、矢巾北(岩手)沖館(青森)出町(富山)▽銀賞=清教学園(大阪)郡山二、武庫川女大付(兵庫)桐蔭(和歌山)若松一、聖霊(愛知)三島(栃木)箕輪(長野)▽銅賞=栄東(埼玉)内野(新潟)八千代松陰(千葉)明道(福井)仙台青陵中等教育学校(宮城)宮崎西高付(宮崎)山梨英和(山梨)西原(沖縄)竜海(愛知)東(愛媛)