おはやしの音色が聞こえる...「会津に春」彼岸獅子

勇壮な舞で春の訪れを告げる会津赤枝彼岸獅子=18日午前、会津若松市
磐梯町の赤枝青年会が継承する町指定民俗文化財「会津赤枝彼岸獅子」が18日、会津若松市で行われた。獅子に扮(ふん)した踊り手が力強い舞を見せ、地域住民らに春の訪れを知らせた。
舞は華やかな所作が特徴で、彼岸の入りに合わせて毎年行われている。雨天のため同市の大町通りでの舞は中止し、会津若松ワシントンホテルロビーと市内の介護施設が会場となった。踊り手3人が太鼓や笛に合わせて迫力ある舞を披露すると、近隣住民やホテル宿泊客らが足を止めて見入っていた。
近くに住む女性(85)は「赤枝彼岸獅子を見ると、春が来たのを感じる。おはやしの音色が聞こえたので、急いで駆け付けた」と話した。
舞は19日に磐梯町の大寺地区、21日に赤枝地区でも披露される。