いじめ防止意見交わす 県内13校参加、中学生サミット

(写真上)サミットで意見を交わした生徒たち(写真下)サミットで考えを伝えた西形さん
いじめのない学校生活を本県の中学生が話し合う「いじめ防止子どもサミット」は17日、オンラインで開かれた。友達を不用意に傷つけない接し方や交友関係の在り方を考えた。
1月に都内で開かれた「全国いじめ問題子供サミット」に参加した福島大付属中、北会津中、平二中の各校生徒会による主催。昨年に続く2回目の開催で、生徒会役員を中心に13校から生徒85人が参加した。
生徒は8グループに分かれて意見を出し合った。誤解からクラスで友達の悪口を言いふらしたり、交流サイト(SNS)で中傷のコメントを載せたりした事例を基に被害者や加害者、周りのクラスメートがどのように行動すべきだったかを話し合った。
参加した生徒は「一つの情報で決め付けることは良くない」「SNSでの拡散は他校にも間違った事実が広まってしまう」などの意見を伝え合った。福島大付属中生徒会長の西形天佑(てんすけ)さん(14)は「一歩踏み込んだ考えを同世代で交わすことで、いじめ防止の意識を共有していきたい」と話した。