一般の部で「季の音」が本選進出 全国声楽アンサンブル

第16回声楽アンサンブルコンテスト全国大会第3日は18日、福島市のふくしん夢の音楽堂で小学校・ジュニアと一般の両部門が行われた。県勢は一般部門に2団体が出場し、「季(とき)の音(ね)」が金賞を獲得、最終日の19日に行われる本選に進んだ。「こそり」は銅賞だった。
昨年は本県沖を震源とする地震の影響で中止となり、2年ぶりの開催となった。小学校・ジュニア部門には6団体、一般部門には36団体が出場した。
季の音は、16日に本選出場を決めた郡山一中の顧問、小針智意子教諭の教え子を中心に2019年ごろ結成された。コンクールの出場は今回が初めてだが、ラインベルガーの宗教音楽3曲に挑み、荘厳な調べで本選への切符を射止めた。
代表の佐藤桂舟(けいしゅう)さん(29)は「こだわってきた発声がまだまだ。それぞれ進路があり、このメンバーで歌えるのも最後かもしれない。本選では課題をクリアし、息を合わせて歌いたい」と力を込めた。
主に会津の合唱経験者らでつくるこそりは今大会に向け昨年結成。柔らかい歌声で2曲を響かせた。代表の鈴木雄治郎さん(28)は「一音一音しっかりとハモらせることができた」と充実した表情を見せた。
大会は県、県教委、大会実行委の主催。19日は中学校、高校、小学校・ジュニア、一般の各部門で金賞を受けた計16団体による本選が行われる。県勢は5団体が出場する。
◇小学校・ジュニア部門 ▽金賞(本選出場)=黒沢尻北小合唱部(岩手)▽銀賞=熊野小合唱クラブ(山口)▽銅賞=ジュニアコーラス フェアリーズ(千葉)コマツHAPPYMELODY(石川)
◇一般部門 ▽金賞(本選出場)=《EST》シンガーズ(三重)季の音、倉敷少年少女合唱団(岡山)豊田市少年少女合唱団グレイス(愛知)ルックスエテルナ(栃木)▽銀賞=mugs(埼玉)鶴岡土曜会混声合唱団ドルチェ(山形)La Pura Fuente(神奈川)Ensemble Carpe Diem(大阪)アトリオン少年少女合唱団(秋田)合唱団Apio(青森)▽銅賞=A Small Cedar Choir(富山)Elfi(山梨)松戸ユースクワイア(千葉)Sacra(静岡)イソチル(愛媛)豊田市少年少女合唱団エンジェル(愛知)Vocal Ensemble Keiwa(新潟)こそり
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