「通年ノーネクタイ」開始 福島県と南相馬市、涼しげな服装で

ポロシャツなどの軽装で勤務する県職員=県庁
県と南相馬市は1日、冷暖房を使い過ぎず、職員が快適な服装で勤務する「クールビズ」「ウォームビズ」の通年実施を始めた。県庁では早速、ポロシャツなど涼しげな服装で働く職員の姿が多く見られた。南相馬市役所でも職員がネクタイを外して勤務した。
県は冷房使用時が28度、暖房が19度の設定を推奨。品位と節度のある服装を呼びかけ、式典に出席する際などはネクタイや上着の着用を求める。
県内では福島、郡山、いわきの中核3市や伊達市、民間企業などで先に取り入れられており、同様の動きが広がりつつある。県環境共生課の浜津ひろみ課長は「二酸化炭素の排出量削減だけでなく、高騰する燃料費の抑制にも効果がある。事業者の皆さんにもぜひ取り組んでいただきたい」と呼びかけた。