華やか「稚児舞」奉納 二本松・万人子守地蔵尊、4年ぶり例大祭

御詠歌に合わせて稚児舞を4年ぶりに奉納する子どもたち
子どもの守護神として知られる二本松市小浜の万人子守地蔵尊で3日、4年ぶりに例大祭が始まった。多くの参拝者が「身代わり地蔵」を里帰りさせて、子どもの健やかな成長と安全を祈願した。4日まで。
同地蔵尊は子どもの無病息災や家族の災禍を取り除くとされ、木の地蔵を貸し出す風習がある。例大祭は新型コロナウイルスで3年間、開催が見送られていた。
初日は、祭りを待ち望んだ多くの家族連れらが受け付け開始前から身代わり地蔵を持って訪れ、200人ずつ祈(きとう)を受けた。子どもの代表として、地元の小中学生が愛らしい衣装で身を包み、御詠歌に合わせて稚児舞を奉納した。
4日は午前8時半~午後5時半に祈が行われる。稚児舞と御詠歌は午前10時と午後2時からの2回、奉納される。問い合わせは同地蔵尊(電話0243・55・3018)へ。