鶴ケ城天守閣に行列 大型連休後半、高速道や新幹線...混雑ピーク

 
大型連休後半に入り、観光客でにぎわう鶴ケ城天守閣=3日午前11時ごろ、会津若松市

 春の大型連休後半の5連休初日となった3日、天候に恵まれた県内の観光地は多くの観光客でにぎわった。一方、高速道や新幹線は下りを中心に混雑のピークを迎えた。

 改装・改修工事を終えたばかりの会津若松市の鶴ケ城天守閣には、県内外から多くの家族連れなどが訪れ、真新しい展示を堪能した。新潟県から訪れた会社員小柳俊弘さん(40)は「展望台から見た景色がとてもきれいだった。刀などあまり見ることのできない展示もあり、歴史の勉強になった」と満足した様子だった。

 新型コロナウイルスの5類移行を控えて遠出を楽しむムードが高まる中、東北道では10キロを超える渋滞が発生。日本道路交通情報センターによると、下り線で午前11時ごろに福島西インターチェンジ(IC)を先頭に12キロ、上り線でも福島トンネル付近で12キロにわたって渋滞した。またJR東日本によると、東北新幹線下り自由席の乗車率は最大130%に達した。

 東日本高速道路(ネクスコ東日本)は、東北道上り線で4、5の両日に福島トンネル付近で最大10キロ、下り線では4日に二本松IC付近で最大5キロの渋滞を予測。JR東は新幹線上り列車の混雑のピークを6日と予想している。