世代超え重ねる歌声 郡山で4年ぶり「合唱塾」

 
パートごとに合唱の練習に取り組む参加者

 県合唱連盟県南支部は7日、通学する学校や世代を超えて合唱を学ぶ「合唱塾」を4年ぶりに開講した。新型コロナウイルスの影響で2019年度を最後に休止していた。参加者は郡山市に月2回集まり、合唱のスキルアップを目指す。

 教職員の働き方改革などで練習時間の確保が難しくなる状況などを踏まえ、質の高い学びの場を提供しようと企画した。県内の小中学校、高校の音楽教師7人が中心となり、指導する。

 今月~7月と、11月~来年2月の2期に分けて行い、修了コンサートで成果を披露する。1期は小学4年生から社会人まで180人以上が参加する。

 初日は3パートに分かれて表現の方法やリズムの取り方などを練習した後、全体で歌声を合わせた。参加した高嶋遥香さん(17)は「他校の生徒や先生と練習できるので刺激になる。素晴らしい歌声を届けられるように練習したい」と目を輝かせた。