花見、歓迎会...まだ様子見 福島県内の企業、23年開催20.6%

 

 東京商工リサーチ郡山支店が9日発表した県内企業調査によると、花見や歓迎会などを今年開催した(予定を含む)企業の割合は20.6%だった。新型コロナウイルス禍前(2019年)の60.3%の約3分の1にとどまり、回復度合いでは全国ワースト1位だった。

 開催率は22年の4.8%から15.8ポイント回復。ただ、全国平均(27.9%)を下回り、東北では最も低かった。全国的にもコロナ禍前の水準を下回る都道府県がほとんどで、東京商工リサーチは「コロナ禍で定着した3密回避を背景に企業の宴会需要は今後も伸び悩む可能性が高く、飲食店は個人や小規模宴会需要の開拓へ転換が必要かもしれない」としている。調査は4月3~11日に行い、県内63社の回答を分析した。