竹内五段が6度目V 将棋・アマ竜王戦福島県大会、全国出場へ

優勝した竹内五段(中央)と準優勝の白岩四段(左)、3位の根来五段
将棋の第36回アマ竜王戦県大会は14日、福島市のホテル板倉で開かれ、竹内俊弘五段(47)=郡山市=が13年ぶり6回目の優勝を飾った。竹内五段は6月17、18の両日に東京都のチサンホテル浜松町で開かれる全国大会に本県代表として出場する。
日本将棋連盟県支部連合会、福島民友新聞社、読売新聞東京本社福島支局の主催。県内6地区の予選を勝ち抜いた12人と招待選手4人が出場し、トーナメントで優勝を争った。
決勝戦は竹内五段と白岩正朗四段(本宮市)が対局した。後手の白岩四段が積極的な仕掛けで局面のリードを狙ったが、白岩四段のわずかなミスを見逃さなかった竹内五段が中盤でリードを奪うことに成功。最後まで手厚い受けでリードを守り切り、勝利を引き寄せた。3位決定戦は根来正浩五段(郡山市)が制した。
竹内五段は「指しているうちに調子が上がってきた。久しぶりに優勝できてほっとしている」と話した。全国大会に向けては「一戦ずつ勝利を積み上げていきたい」と意気込んだ。