新地の民話...「アニメ化」 日本昔ばなし協、鹿狼山の手長明神

 

 日本昔ばなし協会は15日、海にまつわる民話をアニメーションにして次世代に語り継ぐ「海ノ民話のまちプロジェクト」として、新地町の民話「鹿狼(かろう)山の手長明神」をアニメ化すると発表した。年内にも完成し、公式サイトで公開される。

 日本財団の「海と日本プロジェクト」の一環。海との関わりを伝説を通じて子どもたちに伝えようと2018年から始まった。県内での民話のアニメ化は3例目となる。

 アニメ化されるのは、新地町に住み、長い手を生かして海の貝を採っていた神の物語で、鹿狼山の名前の由来なども語られるという。アニメは5分程度の短編になる予定で、アニメ監督の沼田心之介さんが制作を指揮する。

 アニメ完成後、協会は新地町を「海ノ民話のまち」として認定し、認定証を贈るという。