「環状交差点」いわきにも 福島県内2例目、6月17日利用開始

いわき市平大工町の市道交差点で6月17日から、信号機がない円形交差点「ラウンドアバウト」(環状交差点)の利用が開始される。県内では新地町に続き2例目。県警が16日、発表した。
ラウンドアバウトは、交差点中央に設けられた円形地帯に沿った環状道路に左折で入り、時計回りに走行して出口に出る仕組みで、交差点内を通行している車両が優先という。スピードが抑えられ重大事故の抑止効果が見込まれるほか、停電などの影響を受けないため災害に強く、信号待ちがないことがメリット。整備されるのは、市が工事を進める通称六町目交差点。付近には商業施設「PaixPaix(ペッペ)」が来年3月に開業予定。
同交差点を管内に持つ、いわき中央署は利用開始前に付近住民や通行車両に通行方法の周知広報を行うほか、利用開始時の現場指導も行う予定。