横領867万円全額弁済 広野町社協元所長 町、刑事告訴見送りへ
広野町社会福祉協議会が運営する通所介護事業所「広桜荘」の元所長で50代男性(5日付で懲戒解雇)が事業費の一部を横領して公文書を偽造した問題で、遠藤智町長は18日の臨時議会で、男性が横領した約867万円を全額弁済したと明らかにした。
町は男性の刑事告訴を検討していたが全額弁済されたことや社会的な制裁を受けたとして、刑事告訴を見送る方針だ。
町は監督責任を明確にするため、町社協会長を務める遠藤町長の給与を減給1カ月(10分の1)とする条例改正案を臨時議会に提案、賛成多数で可決された。
町によると、男性は4月26日、町社協に全額を弁済した。町社協は8日の理事会で報告し、全額弁済により示談の成立を確認した。