50日間の遠洋実習へ、小名浜海星高「福島丸」出港

 
保護者や生徒に見送られて出港する福島丸=いわき市小名浜港

 小名浜海星高の練習船「福島丸」が19日、本年度最初の遠洋実習に向け、いわき市の小名浜港を出港した。約50日間に及ぶ実習には専攻科海洋科1、2年生14人と専攻科機関科2年生9人の計23人が参加しており、マグロのはえ縄漁に取り組む。7月3日に小名浜港に戻る予定。

 出港式が19日、小名浜港1号ふ頭で行われ、斎藤裕昭校長が「事故やけがに注意し、安全な航海に全力を尽くしてほしい」とあいさつ。実習生を代表して久保貴世幸(きよゆき)さん(専攻科機関科2年)が「これまで学んできたことを生かし、それぞれが目標を達成できるよう乗船実習に臨む」と決意を語った。家族や生徒らが航海の安全を願い、手を振って実習生らを見送った。