福島70代女性、なりすまし200万円被害 医師名乗る男から電話
23日午後3時ごろ、福島市の70代女性から現金200万円をだまし取られたと110番通報があった。福島署は「なりすまし詐欺」事件とみて調べている。
同署によると、同日午後1時ごろ、女性方に病院の医師を名乗る男から「息子さんが会社の上司に連れられてきた。がんの可能性もある」と電話があった。その後、息子を名乗る男から「会社のカードが入った財布を落とし、会社に損失が発生する。補償金を用意するため、お母さんも金を出してほしい」と電話があった。
話を信じた女性は同日午後2時10分ごろ、女性方を訪れた息子の上司の弟を名乗る男に現金200万円を手渡した。改めて息子に確認した女性が不審に思い、通報したという。
喜多方では130万円
喜多方市の90代男性が23日までに、電子ギフトカード130万円分をだまし取られたなどと喜多方署に届け出た。同署は「なりすまし詐欺」事件とみて調べている。
同署によると、男性の携帯電話に15~18日、NTTのコンノを名乗る男から「電話料金未納で訴える。裁判を止めるためには、コンビニで電子ギフトカードを購入してほしい」「携帯電話がウイルス感染している。早く止めたいので、電子ギフトカードを購入してほしい」などと電話があった。
話を信じた男性はコンビニで電子ギフトカードを3回購入して男にカード番号を教え、計130万円をだまし取られた。男性が携帯電話会社に確認し、詐欺と気付いた。