心の悩みオンライン相談、郡山市 AIが分類...医療機関へ橋渡し

 

 郡山市は25日、メンタルの不調を抱える人への早期対応や医療機関への迅速な橋渡しのため、オンライン相談「KOKOROBO(ココロボ)」を導入した。ネット上で質問に答えると人工知能(AI)が心の状態を分類し、医療機関の受診につなげる。市によると、東北の自治体で導入は初めて。同日、品川萬里市長が記者会見し発表した。

 ココロボは国立精神・神経医療研究センターが開発したオンラインヘルスケアシステム。利用の流れは【図】の通り。対象は市内在住もしくは市内への通勤者や通学者で、23項目のストレスセルフチェックに回答すると、AIが心の状態を「軽度未満」「軽度」「中等度以上」の三つに分類する。

 中等度以上の場合、同センターの臨床心理士がオンラインで相談を受けるほか、必要に応じて市内の医療機関に診察を依頼する。軽度の場合、AIとやりとりする「チャットボット」で悩みを相談。1カ月後にメールが届き、心身の状態について再度確認が行われる。

 市によると、保健師や精神保健福祉士が対応する市保健所への相談件数は、2021年度が2570件で、前年度比515件減少。ただ、自殺者数は63人で前年度比14人増加した。また、10万人当たりの自殺者数に対する15~19歳の割合は6・3%で、前年度より4・3%増え、全国や県の割合を超えている。

 市は新型コロナウイルス禍で保健所への相談電話がつながりにくい時期があったとして、オンラインの窓口を増やすことで相談しやすい体制を充実させる。

 相談は無料で、QRコードから利用できる。市外の人もセルフチェックできる。ココロボに関する問い合わせは市保健所保健・感染症課(電話024・924・2163)へ。

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