西芳照さん、ラグビーW杯へ なでしこに続き専属シェフで同行

 
西芳照さん

 フランスで9月8日に開幕するラグビーワールドカップ(W杯)日本代表に、サッカー男子日本代表の専属シェフを務めた広野町の料理人西芳照さん(61)がシェフとして同行する。15日、日本ラグビー協会が発表した。西さんがサッカー以外の競技で日本代表に同行するのは初めて。

 同協会によると、日本代表にはこれまで、W杯で専属シェフが付いていなかった。今回は食の面でも選手をサポートしようと、サッカーW杯などで豊富な経験を持つ西さんに白羽の矢を立てた。

 西さんは福島民友新聞社の取材に「競技が変わっても思いは変わらない。(料理が)少しでも勝利の原動力になってくれればありがたい」と語った。

 西さんは大会開幕前のイタリア遠征から同行する予定。ラグビー選手は「食べる量がサッカー選手よりも多く、カロリーが全然違う」とサッカー選手との相違点を挙げた上で、「選手たちが飽きないように料理の種類を増やし、味にめりはりをつけていきたい」と意気込んでいる。

 西さんはオーストラリアなどで開催中のサッカー女子W杯に出場した日本代表「なでしこジャパン」にも同行していた。