鉄道好きの中高生、阿武急での地域活性化考える 伊達で全国交流会

車両整備の説明に聞き入る参加者たち
鉄道好きの中高生がローカル鉄道による地域活性化の企画を提案したり、鉄道の写真の腕を競うなどする第12回全国高校生地方鉄道交流会が18日、伊達市で始まった。各地から集まった中高生が20日までの3日間、「若者ならでは」の目線で阿武隈急行を利用した活性化策を考える。
一般社団法人の同交流会の主催、同市や阿武隈急行の協力で本県で初開催された。県内外の11校からオンラインを含め約110人が参加する。「阿武隈急行を利用した、地元商店街活性化とは」をテーマにアイデアを出し合う。
初日の18日は同市梁川町の車両基地の見学が行われ、参加者は普段は見ることができない車両や機材を熱心に写真や動画に収めていた。千葉県から参加している大谷昂也(こうや)さん(14)は「電車によってボタンや機材が違う。地域を歩いて活性化につながる魅力を探りたい」と意気込みを語った。
19日は沿線の調査研究が行われ、最終日の20日に企画発表が行われる。企画の最優秀校には副賞として車両のヘッドマークをデザインする権利が贈られる。写真部門の優秀作品は同線車内で展示される。
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