迫力のぶつかり合い!若隆元ら朝稽古 福島で荒汐部屋夏合宿

 
公開された荒汐部屋の「福島夏合宿」。若隆元(左)ら力士が朝稽古に励んでいる=19日午前7時35分、福島市相撲場

 福島市出身の力士、若元春、若隆景、若隆元の大波3兄弟らが所属する相撲の荒汐部屋が福島市で行っている「福島夏合宿」の朝稽古が19日、市相撲場で始まった。郷土力士を一目見ようと駆け付けた地元ファンらが、目の前で繰り広げられる激しいぶつかり合いに見入った。

 朝稽古には幕下若隆元に加え、大賀と丹治の「丹治兄弟」らが登場。約500人の市民らが固唾(かたず)をのんで見守る中、ぶつかり稽古や取組に汗を流した。けがでリハビリ中の若隆景も姿を見せた。

 同市での合宿は10年ぶり。荒汐親方(元幕内蒼国来)は「身近で応援してもらえてありがたい。福島の方々と交流を深めたい」と話した。

 合宿は25日まで。朝稽古は24日まで行われるが、23日は地元の小中学生との交流事業のため開催しない。

 「地元の応援、力になる」

 福島市で19日に始まった大相撲・荒汐部屋の「福島夏合宿」朝稽古では、「大波3兄弟」ら郷土力士が汗を流す姿に地元ファンらが熱い視線を送った。荒汐親方(元幕内蒼国来)は「地元の応援はパワーになる。力士の元気な姿を見せて応えたい」と決意を語った。

 10年ぶりとなった福島での合宿に、荒汐親方は「地元と触れ合う機会をつくりたかった」と念願の開催を喜んだ。大波3兄弟について「成長は順調で期待は大きい。福島のためにも精いっぱい頑張ってもらいたい」と鼓舞し、若隆景のけがの具合も「順調にリハビリが進んでいる」とした。大賀、丹治の「丹治兄弟」にも「数年後を楽しみに稽古している」と期待した。

 この日は木幡浩市長も来場して力士らを激励。力士と子どもたちとの取組や稽古後には来場者との記念撮影も行われた。

 稽古には県北相撲協会が主催するわんぱく相撲教室の子どもたちが参加。若隆元とぶつかり稽古に臨んだ飯坂小4年の渡辺功真(たくま)さん(10)は「(力士は)想像以上に体が大きかった。足を前に出すことと、もっと体で押すことを教えてもらった」とはにかんだ。家族で東京都から訪れた会社員菊地佐和子さん(41)は「大波3兄弟をはじめ、荒汐部屋の力士たちにはいつも元気をもらっている。これからも応援したい」と若隆元らとの記念撮影を楽しんだ。