白河の関越え「今年も」 夏の甲子園、仙台育英決勝へ...連覇期待

今年も深紅の大優勝旗が「白河の関越え」を達成するか―。全国高校野球選手権大会で宮城県代表の仙台育英が昨年に続き決勝進出を決めたことを受け、交流サイト(SNS)などで白河関跡に注目が集まっている。白河市の白河神社にも多くの参拝客が訪れ、仙台育英の連覇に期待が膨らむ。
「応援パワーを甲子園に届けたい」。同神社の宮司西田重和さん(75)は23日の決勝に向けて力を込める。同神社では仙台育英の優勝時に合わせて記念のご朱印を新たに作成している。開幕前には東北勢6校に優勝旗が白河の関を通ることを願う「通行手形」と必勝祈願の札を郵送した。通行手形は1997年から送り続けており、西田さんは「昔の東北勢は1回戦敗退が多かった。今は本当に強くなった」と目を細める。
西田さんによると、仙台育英の須江航監督や、豊富な投手陣の中でも三本柱の一人として知られる湯田統真投手(3年)=泉崎中卒=らが神社に訪れたという。応援のお礼が書かれた2人の絵馬が飾られており、西田さんは「地元の選手が活躍してうれしい。2度目の優勝を期待している」と話した。
同神社には甲子園大会の開幕を契機に、続々と観光客が訪れている。仙台市の東北大4年の棚橋大輝さん(22)は「初めて白河の関を訪れた。(仙台育英が)再び優勝して、東北を盛り上げてほしい」と期待を寄せた。
23日・決勝戦PV
白河市は23日、同市の白河関跡の前で、決勝戦のパブリックビューイング(PV)を行う。午後2時から。
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