下半身当たって見えたと後輩隊員証言 福島地裁、陸自わいせつ
郡山駐屯地(郡山市)に所属していた元陸上自衛官の五ノ井里奈さん(23)に覆いかぶさり下半身を押し付けるなどしたとして、強制わいせつの罪に問われた元隊員の男(30)=懲戒免職=ら3人の第3回公判は23日、福島地裁(三浦隆昭裁判長)で開かれた。証人尋問が行われ、現場に居合わせた被告らの後輩だった男性隊員は「被告らは性行為を思わせる動きをしていた」と証言した。
被告3人は30歳男のほか、男(29)、男(29)=いずれも懲戒免職=の2人。公判は強制わいせつと認定される行為があったかどうかが争点となっており、この日は被告らの当時の上司や後輩隊員ら3人が証言した。
男性隊員は、30歳男と29歳男が五ノ井さんに覆いかぶさって腰を動かしているのを目撃したとし、「着衣越しに下半身は当たっているように見えた」と証言。「男同士の下品なジョークが女性を傷つけることに(感覚が)まひしていた」と涙ながらに語った。
五ノ井さんは被害者参加制度を利用して公判に参加した。次回は9月12日午後1時半から、被告人質問が行われる。
起訴状などによると、3人は2021年8月3日午後8時過ぎごろ、北海道内の陸自演習場で他の隊員らと飲食中、部下だった五ノ井さんを、格闘技を使ってベッドにあおむけに倒し、覆いかぶさって下半身を押し付けるなどわいせつな行為をした、としている。
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