夏の甲子園、仙台育英に声援 白河の関でPV、準優勝たたえる

白河市の白河関の森公園で23日、全国高校野球選手権大会決勝のパブリックビューイング(PV)が行われた。市民ら約50人が仙台育英の夏連覇に向けて熱いエールを送った。
先発した仙台育英の湯田統真(泉崎中卒)がピンチの場面を三振で切り抜けると、会場から大きな拍手が湧き起こった。試合終了まで応援は途切れなかった。
東北6県の出場校に優勝による白河の関越えを願い「通行手形」を贈り続けてきた白河神社の宮司西田重和さん(75)は「東北勢は本当に強くなった。これからも頑張ってほしい」と期待した。PV会場で観戦した須賀川市の会社員橋本真幸さん(43)は「2年連続で決勝に進出した仙台育英はすごい。最後まで諦めない姿が格好良かった」とたたえた。
湯田の父「感動ありがとう」 伊藤の父「応援できて最高」
仙台育英でメンバー入りした本県出身の2人が必死のプレーを見せた。湯田統真の父利行さん(43)は甲子園で声援を送り、「見ていて頼もしく、誇らしかった。たくさんの感動をありがとうと言いたい」と感慨深げに話した。
伊藤達也(喜多方三中卒)は7回の守備から途中出場し、8回裏2死一、三塁の場面で打席に立った。内野ゴロに倒れたが、成長した姿を見せた。父幸介さん(41)は家族5人で甲子園で応援し「決勝まで勝ち進めただけですごい」とたたえた。
伊藤は双子の兄直樹さんと共に仙台育英野球部に入部しており、直樹さんはボールボーイとして試合を支えた。幸介さんは「2人にお疲れさまと声をかけたい。甲子園で2人を応援できて最高だった」と感謝した。
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