吉井田小児童と仲良く「はっけよい」 若元春と若隆元、母校訪問

荒汐部屋の力士と相撲対決する子どもたち。左は若隆元=福島市・吉井田小
福島市で夏合宿をしている大相撲荒汐部屋の若元春と若隆元は23日、母校の吉井田小を訪れ、相撲対決や給食などで児童と交流し、相撲の魅力を伝えた。約20年ぶりに母校を訪問したという若元春は「(学校も)変わらない部分があって懐かしかった」と話した。
荒汐部屋の力士は交流会で、四股や腰割りなどの所作に加え、押し出しや寄り切りなどの決まり手を披露した。相撲対決では、複数人で立ち向かう子どもたちとぶつかった。
笹木陽大(はると)さん(12)は「3人で押してもはね返された。太ももの筋肉ががっしりしていた」と興奮気味に話した。力士と大内剛校長の対決も催され、「頑張れー」と大きな声が上がった。
給食交流では、6年生の教室に訪れた若元春が給食を食べながら質問に答えた。若元春は「この給食で育った。(小学生の頃は)算数は苦手だった」と話した。
若元春と若隆元の2人は番付表で作ったたこを贈り、さらなる活躍を誓った。