猛暑の中で実り「極わせ米」収穫 坂下など、水田に黄金色の輝き

 
黄金色に実った「瑞穂黄金」の収穫作業=23日午後、会津坂下町

 会津坂下町などで生産されている極わせ米「瑞穂黄金(みずほこがね)」の収穫作業が23日、同町で始まった。生産者によると連日猛暑が続くが、品質への悪影響を抑えることができたという。猪俣徳一商店(会津坂下町)と契約農家でつくる農業生産法人会津みずほ農場が所有する水田で作業が行われた。作付けしている約90アールのうち、25アールで黄金色の稲穂をコンバインで刈り取った。

 瑞穂黄金はひとめぼれから出た突然変異の品種で、猪俣徳一商店が銘柄登録している。コシヒカリなどと比べ、1カ月弱ほど収穫する時期が早いという。会津みずほ農場の猪俣泰司社長(73)は「暑さの影響が心配されたが、例年同様の出来となった。食卓で新米の香りを楽しんでもらいたい」と話した。

 収穫したコメは品質検査などを経て、9月から県内のスーパーなどで販売される。