電動キックボードの貸し出し、郡山でも実証実験 9月1日から

 

 郡山市は9月1日、JR郡山駅西口を中心とした市街地で電動キックボードを貸し出す実証実験を始める。機動性の高い手軽な電動キックボードを活用して街中の活性化を目指す試み。利用状況のデータを収集し、実用の可能性を検証する。改正道交法の施行後、県内での導入は初めて。

 実証実験では電動キックボード15台を導入し、同駅や市役所など市内7~8カ所に置き場を設ける予定。全地球測位システム(GPS)を活用して利用者の走行ルートの情報を収集し、買い物や観光での需要を把握するほか、配置場所や運用方法なども調査する。実験には、同市のFSGカレッジリーグや日大工学部、奥羽大の学生らがモニターとして参加する。

 市の担当者は「街中の移動がしやすくなることで、にぎわいの創出に期待できる」としている。実証実験は有料で行う予定で、期間は11月30日まで。利用対象は16歳以上で、専用のアプリに登録して利用する。利用方法は市のウェブサイトで確認できる。