土湯・高湯温泉、脱炭素エリアに 東北初「ゼロカーボンパーク」

 

 環境省は23日、磐梯朝日国立公園内の土湯温泉・高湯温泉(福島市)を、国立公園内の脱炭素化に取り組むエリアとして「ゼロカーボンパーク」に登録した。東北では初めての登録で、温泉熱による発電などを通じたサステナブル(持続可能)な観光地づくりが評価された。

 同省は、国立公園内の脱炭素化を目指すことなどを目的に2021年から登録制度を開始した。これまで全国11カ所が登録されており、登録されると、脱炭素化に関する同省の補助事業を申し込む際に加点されるなどの利点がある。

 両温泉は再生可能エネルギーや省エネルギー設備の導入、温泉熱の再利用などに取り組んでいる。